true tears 最終話

比呂美がもっとヒロインしてたら得心がいったんだけどな。
どちらかというと乃絵の魅力の方が比呂美のよりも多く描かれてた気がする。
真のヒロインはやはり乃絵ということなのか。


心情をはっきりとは描かないような、現行に逆行するようなアニメだったけど、
両沢のように無駄な空白という演出でもなく、巧い間の取り方をしていたと思う。
背景の塗り方も実物に近くなるように気を使ってたし、ドラマ仕立てにする手法はかなり成功してたと思う。


とにかく作品自体の透明感というか爽快感というか、比呂美や眞一郎母の心情もけして綺麗なものではなかったけど、後暗い感情も変に曲げないで素直に表現してるのにかなり好感が持てた。
ヤンデレとかツンデレとかが歓迎されてる時世で稀有な作品でした。